【れいけんのジャンプレースの歩き方】
基本① ジャンプレースにも2種類ある!
平地のレースだと、東京・中京・新潟の左回りとそれ以外の右回りの違いを気にするファンも多くいらっしゃるはず。確かに「サウスポー」という言葉が野球以外に、競馬でも使われるほどである。
それと同じようにジャンプレースにも「2種類」のレースが存在する。それは「タスキ」が有るか無いかである。
「タスキ」でイメージしやすいのは、駅伝である。リレーならバトンだが、ロードレースだとタスキをつないで、レースを行う。
タスキは右肩から左のお腹へ、左肩から右のお腹へかかっている。
つまり、障害レースのタスキコースはレースの途中で「右回り⇔左回り」の変化があるのだ。
競走馬には「手前」というものがあり、この手前をしっかり変えられるクレバーな馬ほど、実力以上に好走することがある。 なぜなら、右回り・左回りというコースへの順応性が高いからである。 その傾向が障害戦では平地以上に大きいのである。
【STUDY】
タスキがあるコース:阪神、福島、小倉、中山のGⅠ
タスキが無いコース:東京、京都、新潟、中京、中山のGⅠ以外
基本② オープンクラスは距離が重要
いつも芝1400mやダート1200mを見た後に障害戦を見ると、「長い」「グルグルまわってる」と思う人が多いです。確かにそうです。否定しません。
ただ、同じ長いレースでも、れいけんは「2マイルの壁」があると考えます。2マイル=3200mです。
障害未勝利戦で、この2マイルを超す距離のレースはありません。だいたい3000m以下の距離であることが多いです。この未勝利で快勝した馬が、オープンに行くと突然走らなくなることがたまにあります。特に、最終コーナーを回ってから、ピタっと止まる馬が散見されます。 未勝利とオープンの壁は、まずはこの距離であることを頭に入れておきましょう。