スプリンターズS ~予想&パドック&回顧~
まずは金曜日時点の予想から。 パドック短評については当日に掲載したものです。
予想(金曜日時点) 当日パドック短評
◎②モズスーパーフレア やや歩様固めも前脚の出が良い
〇⑩グランアレグリア 少し太いか? 絞れたほうがいい印象
▲③ダノンスマッシュ 馬体のバランスの良さ目立つ。歩様◎
◬⑦ミスターメロディ 今日は落ち着いている
△⑬レッドアンシェル 好気合
△⑥ライトオンキュー 馬体の張りが目立つ
△⑧ダイメイフジ 絞れて好馬体。
【ポールトゥウイン】
絶好枠の2番枠が手に入ったモズスーパーフレア。一目散に飛び出していく脚質のこの馬には鬼に金棒。去年のオーシャンSでは2ハロン目がなんと10.1秒という、暴走に近い逃げを打ち粘るレースも見せた。 ポールポジションが手に入ったからには、自分のレースで春秋統一短距離王の座をもぎ取ると見た。
グランアレグリアは安田記念の走りは圧巻だった。持っているエンジンは間違いなくメンバーでは最強。ただ、1200mは本当は専門外。それに欲しかったのはもう少し外の枠。包まれたときの不安はつきまとう。
ダノンスマッシュも内枠が欲しかった馬。好枠に入れたことは大きい。調教が素晴らしかっただけに、今度こそGⅠに手が届くか?
穴目ではライトオンキューやダイメイフジまで警戒が必要。
スプリンターズSパドック推奨馬 ③ダノンスマッシュ⇒相手⑥②⑬⑦⑧
✕馬:①④⑤⑨⑪⑫⑮
~レース回顧~ グランアレグリア完勝!
レースラップは前半32.8-後半35.5。 大方の予想通り、モズスーパーフレアとビアンフェが飛ばしに飛ばした。開催最終週の時計がかかる馬場で、やや無謀ともいえるペース。しかし、私の◎であるモズスーパーフレアはこのペースでも逃げ切った経験があり、「粘ってくれるだろう!」と念じながら4コーナーを回る。
しかし、ハイペースがたたり後続がどんどんやってくる。モズスーパーフレアも残そうとするが、最後の坂でピタっと脚が止まる。そして、一番外から飛んできたのがグランアレグリアだった。
グランアレグリアは発馬で大きく出遅れる。1200m戦では致命的。 そのうえ、パドックでは「太い」の印象。発馬直後は「これは無い!」と心の中でガッツポーズ(情けない)。4コーナーを回っても後ろから2番手という、絶望的なポジション。残り200mでもこの位置。
しかし、ここからの伸び方がハンパなかった。 馬があんなスピードで走れるのかと思ってしまうほどだった。
詰んでいるエンジンの性能は、現役馬では間違いなくトップ。次走はより適性がある方のマイル戦。この馬の爆発力から目が離せない。