秋華賞 ~前日予想・パドック&回顧~
まずは前日予想から。
前日予想 当日パドック短評
◎③マルターズディオサ 気負い気味も柔らかい動き。
〇⑬デアリングタクト 成長著しい。 チャカつきもあの程度なら。
▲⑤ウインマイティー 馬体の張り目立つ
☆⑫マジックキャッスル 馬体のバランスが良い。成長感じる
△①ミヤマザクラ 少し太目残りか?🆖
△⑰ウインマリリン 今日はイレ込み気味🆖
△⑯パラスアテナ 手足の動きが重め
【紫苑S組を忘れては困る】
三冠がかかるデアリングタクト。普通にやれば、この馬が勝つ確率が高いことは分かっている。しかし、私は素直にデアリングタクトに◎を打つ男ではない。 配当的にも、前走の内容からいっても、マルターズディオサが最後の一冠を奪い去ると見た。やはり忘れてはいけない紫苑ステークス組。このトライアルの勝ち方は着差以上に強く、パドックで見ていても春の時から、完全に別馬になっていた。 走りから言っても、道悪だって十分こなせると見ている。
デアリングタクトの最大の敵は、やはり「紛れ」である。オークスでは間一髪で馬群の隙間から抜けてきたが、内回りの京都となると紛れる確率は高くなってしまう。ただ、何があっても3着をはずすことは考えにくく、対抗以下には落とせない。
3番手以降は紫苑S組から安定のウインマイティーと相手なりに来るマジックキャッスル、パラスアテナまで警戒が必要だ。ミヤマザクラは最内枠で一発に期待。ウインマリリンはオークス2着馬も、ぶっつけ本番が果たしてどうか?
【当日のデアリングタクトチェック】
今日は気負いと発汗が目立つ。パドックにお客様がいることも影響しているのか、さっきからずっとチャカついているのが気になる。 ただ、全体的な成長は確かに感じる馬体で、春よりパワーアップしているのは確実。 そのパワーをしっかり出し切れるかが、今日のポイントだと見ます。
~回顧~ やっぱりデアリングタクトは強かった。無敗の牝馬三冠達成!
地力の違いがハッキリ出た、最後の一冠であった。 この日の芝は最内が全く伸びず、松山騎手が「そこだけは絶対に通らない」という一念で乗った感があった。ある程度、外を回らせる形でハッキリ言ってロスが相当あった競馬。 しかし、最後の直線で「伸びる」位置にしっかり持っていき、「競り合いになれば勝てる」という乗り役の信念が、松山弘平を三冠ジョッキーへと導いた。
パドックでは解説の通り、かなりチャカついていた同馬。ただ、本馬場に出てきたときには非常に落ち着いていた。これには普段やらない厩舎側の工夫があった。